大島首位に「やっぱり」、さしこ大躍進に一番のどよめき AKB総選挙

人気アイドルグループ・AKB48の27枚目シングルの選抜メンバーを決める「第4回選抜総選挙」の開票速報発表が23日、東京・秋葉原のAKB48劇場で行われ、昨年2位の大島優子(23)が、1万5093票を集め1位発進した。2位には2400票差で昨年3位の柏木由紀(20)が、3位には同5位の渡辺麻友(18)が続いた。AKB卒業で立候補を辞退したエース・前田敦子(20)が不在の中、昨年9位の指原莉乃(19)が4位となる大躍進も。開票イベントは6月6日、日本武道館で行われる。

前田不在で注目された開票速報だが、大島が強さを見せつけた。2位・柏木に約2400票差をつけて、昨年に続き1位での船出となった。

大島にとっては、重圧のかかる選挙戦。過去3度の総選挙で前田との一騎打ちを繰り広げてきたが、最大のライバルが抜けたことで“センターは当然”の空気が流れる中、グループの中心としての貫禄を見せ、会場からは「やっぱり」などの声が漏れた。

秋元才加(23)や倉持明日香(22)ら、AKBを支えるメンバーが大きく順位を下げるなど波乱の展開もあったが、会場が最もどよめいたのは指原の大躍進。昨年も前年19位から9位にランクアップしたが、今年は堂々4位発進。乃木坂46との新曲同日発売対決など話題が多く、露出度に票数が比例した。

姉妹グループ”も旋風を起こす。NMBの渡辺美優紀(18)、山本彩(18)はともに初のベスト20入り。SKEの松井珠理奈(15)も初のトップ10入り。松井玲奈(20)は過去最高位の7位にランクインした。64人中、姉妹グループ勢がおよそ3分の1の23人を占め、玲奈はファンとの交流サイト「Google+」上で「まだ速報ですがとっても嬉しい」と喜んだ。

2位の柏木は「Google+」に「速報とはいえど、嬉しいです!変わらず、頑張ります」と綴り好発進に手応え。トップ3は“無風”スタートだが、大島の獲得票は自身の前年の速報票数を下回っており、“当選議席”が昨年より24人増えたことで、票が分散する可能性もある。

秋元康総合プロデューサー(56)が「まったく予想できない」と話す通り、投票は22日に始まったばかり。このまま大島が順当にセンターに返り咲くのか。柏木がチームBから初のセンターに輝くのか。3位以下からの“下克上”はあるのか‐。開票まで2週間。最後まで目が離せない。